学習院大学任意団体銭湯愛好会ブログ

学習院大学を拠点とする銭湯を愛する大学生のサークルです。

銭湯レビュー(荒川区富来湯)

銭湯レビュー始めます!

昨年に銭湯レポートとして、銭湯を取材させてもらってレポート記事を作成しましたが、それとは別に銭湯に行った経験や感想をレビュー記事として掲載することにしました。

今までは、ベースとして代表がほとんど書いている記事でしたが、今後は当会の会員が書いた記事を掲載できればと考えています。

温かい目で見守っていただけるとありがたいです。

今回は、代表がステファニーさんのトークショーに参加した際に訪れた荒川区富来湯です。記事そのものはまだ校正待ちなんですが、先だししてしまいますので仮と認識してください。

銭湯レビュー「荒川区富来湯」(仮)

荒川区富来湯には道を挟んだ向かいでステファニーさんのトークショーが行われた機会に訪れた。

昭和30年代に創業した両親から継いだ2代目が営む銭湯である。

造りは古くもなく新しくもなく、といったところであるが、2代目オーナーの人柄がにじみでている様な人の温かみを垣間見ることができる銭湯であったと思っている。

そして、浴槽が都内では珍しい中央設置のひょうたん型で、バイブラとジェット付きの熱めだった。

昔はペンキ絵が描かれていたであろう青く塗りつぶされた壁と男女の間仕切りにあるモザイクタイル絵がある。

 

これは個人的な見解であるが、中央設置型の浴槽は狭く感じることが多いのだが、富来湯ではコンパクトなまとまりが落ち着く空間を醸し出しているように思える。

西日暮里駅から最も近い位置であり、すぐそばには幹線道路が通っており、交通は利便性が高いと感じているが、オーナーさん曰く、地元のお客さんの絶対数が減ってしまっているために、決して優良な立地ではないとのこと。

銭湯は立地条件によって経営に直結するという外的要因の悩みがあるようである。

 

銭湯でお話を聞くと、羽振りがよかったのは過去の話で、今を生きる経営者たちは苦慮していると耳にする。そんな中でも健気に湯を営み、時代を生き抜く文化を育むのは、ひとえにオーナー方の意識によるものなのかもしれない。